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アクアのブレーキの異音|原因と対策について整備士が詳しく解説。

アクアのブレーキの異音|原因と対策について整備士が詳しく解説。

「アクアのブレーキを踏むとキィーと鳴る…これって故障?」
「ハイブリッドだから普通の車と音が違うだけ?」

そんなふうに感じながらも、そのまま様子を見ていませんか。

ブレーキの音は、車からの小さなサインです。なかには問題のない作動音もありますが、本当に注意が必要なケースもあります。特にアクアはハイブリッド専用車のため、一般的なガソリン車とはブレーキの仕組みが異なり、音の出方にも特徴があります。

だからこそ、「正常な音」と「点検が必要な音」を正しく見分けることが大切です。

この記事では、整備士の視点から、アクアに特化したブレーキ異音の原因と対策をわかりやすく解説します。初代NHP10型と現行MXPK型の違い、走行距離ごとの傾向、修理費用の目安まで詳しくお伝えします。

目次

アクアのブレーキ構造が“音”に影響する理由

まず理解しておきたいのが、アクアのブレーキの仕組みです。

アクアは回生ブレーキと油圧ブレーキを組み合わせたシステムを採用しています。減速時はモーターで発電し、足りない分を油圧ブレーキが補う仕組みです。そのため、通常の車よりも制御が複雑で、独特の作動音が出ることがあります。

たとえば、低速域で回生から油圧に切り替わる瞬間にわずかな違和感を覚えることがあります。また、ブレーキブースターの作動音が「ウィーン」と聞こえる場合もあります。これらは故障ではないケースが多いですが、摩耗や固着が重なると異音として強く現れることがあります。

つまり、アクアの異音は「正常音」と「摩耗音」が混在しやすいのが特徴です。

型式別のアクアのブレーキの異音の傾向

アクアは大きく分けて初代NHP10型と現行MXPK型の2世代があります。構造や制御が異なるため、異音の出方にも傾向があります。

初代アクア(NHP10型)のブレーキの異音で多い原因とは?

初代アクアは販売台数が非常に多く、現在は高走行距離車が増えています。そのため、摩耗や経年劣化による異音相談が目立ちます。

特に多いのが、ブレーキパッドの摩耗による「キィー」という高音です。回生ブレーキの影響で減りにくいと思われがちですが、街乗り中心の車両では意外と消耗しています。走行距離が7万kmを超えている場合は、一度点検しておきたいところです。

また、リアはドラムブレーキのため、使用頻度が低いことでサビや固着が起こりやすい傾向があります。これが「コトコト」「引きずり音」の原因になることもあります。

現行アクア(MXPK型)のブレーキ異音の特徴とは?

現行型のアクアはブレーキ制御がより洗練されています。大きな構造トラブルが多いわけではありませんが、低速域での制御切り替え時の違和感や、雨天後の軽い鳴きに関する相談があります。

新型は電子制御の割合が高いため、単純な摩耗だけでなく制御上の作動音も混ざります。そのため、「いつもより音が大きい」「以前はしなかった音」という変化に注目することが大切です。

音の種類別 アクア特有の判断ポイント

アクアのブレーキの異音は、音の種類によって意味が大きく異なります。正常な回生ブレーキの作動音なのか、それともパッド摩耗による警告音なのかで、対応の優先度はまったく変わります。

間違った自己判断をしてしまうと、結果的に修理費が高くなることもあるため、まずは音の特徴ごとに整理していきましょう。

「キィー」「キーキー」という高い音

もっとも多いのがブレーキパッド摩耗です。パッドが一定以上減ると、警告用の金属片がローターに触れて音が出ます。この段階であれば、パッド交換のみで済むケースがほとんどです。

アクアは減りにくいと言われますが、実際には使用状況で大きく差が出ます。減速を強く行う運転が多い場合は、想定より早く交換時期を迎えます。

「ガリガリ」「ゴリゴリ」という削れる音

これは注意が必要です。パッドが完全に摩耗し、ローターを削っている可能性があります。ローターまで損傷すると交換が必要になり、修理費用が大きく上がります。

異音に加えて振動が出ている場合は、早急な点検が必要です。

「ウィーン」「クゥー」という機械音

ハイブリッド特有の回生ブレーキやブースター作動音であることが多いです。エンジン停止中でも音がすることがありますが、正常範囲のケースがほとんどです。

ただし、警告灯が点灯している場合や、ブレーキの効きに違和感がある場合は、制御系の診断が必要です。

走行距離から見るブレーキ点検の目安

アクアは長く乗られている車種です。そのため走行距離によるチェックも重要です。

おおよその目安として、5万km前後でパッド残量確認、7万〜9万kmで摩耗や鳴きの相談が増え、10万kmを超えるとローターやリアドラムの状態確認が重要になります。

もちろん乗り方によって変わりますが、「回生があるから減らない」と過信せず、定期的な点検をおすすめします。

とくに中古で購入したアクアの場合は、前回いつブレーキ整備をしているか分からないケースもあるため、一度状態を確認しておくと安心です。

アクアのブレーキ異音でお悩みのときは、千葉県八千代市のYASIRU AUTO ENTERPRISES(ヤシルオートエンタープライズ)にご相談ください。

当店はブレーキの分解整備やオーバーホールを得意としており、回生ブレーキの仕組みに詳しいスタッフが、パッド・ローター・キャリパーまでしっかり点検します。

本当に必要な部品だけを見極めて交換することで、余計な出費を抑えつつ、安心してお乗りいただける整備をご提供します。

費用が大きく変わる分かれ目とは?

アクアのブレーキ異音は、「いつ対処するか」によって整備内容が大きく変わります。実は、音が出始めた初期段階で点検を受けるかどうかが、大きな分かれ目になります。

たとえば「キィー」という高い音の段階であれば、ブレーキパッドの摩耗が進んでいるサインであることが多く、パッド交換のみで対応できるケースがほとんどです。この段階であれば、作業も比較的シンプルで済みます。

しかし、そのまま走行を続けてしまい、パッドが完全に摩耗して金属同士が直接当たる状態になると、ブレーキローターまで削れてしまいます。こうなると、交換部品が増え、作業工程も増えるため、整備の内容は一段と重くなります。

さらに初代アクアの場合、リアドラム内部の固着やサビが進行しているケースもあり、異音を放置すると引きずりや片効きの原因になることもあります。こうした状態になると、分解清掃や追加整備が必要になる可能性があります。

つまり、「音が出始めたタイミング」がもっとも重要な判断ポイントです。

少しでも違和感を感じた段階で点検を受ければ、整備範囲を最小限に抑えられる可能性が高くなります。ブレーキは安全に直結する部分だからこそ、早めの確認が結果的に負担を軽くする近道になります。

なぜアクアはプロによる診断が重要なのか

アクアは電子制御ブレーキを採用しているため、単純な目視点検だけでは判断できないケースがあります。回生制御と油圧制御が連動しているため、専用診断機を用いた確認が必要な場合もあります。

また、見た目に異常がなくても内部で固着が進んでいることもあります。安全に直結する部分だからこそ、経験のある整備士による点検が安心です。

アクアのブレーキの異音 まとめ

アクアのブレーキ異音には、正常な作動音と摩耗による異常音が混在します。特に初代NHP10型は高走行距離車が増えているため、点検の重要性が高まっています。

「少し音が変わったかも」と感じたときが確認のタイミングです。早めの点検が修理費用を抑え、安全を守ることにつながります。

大切なアクアを長く安心して乗るために、異音を感じたら早めに専門整備士へ相談してみてください。

アクアのブレーキ異音でお悩みのときは、千葉県八千代市のYASIRU AUTO ENTERPRISES(ヤシルオートエンタープライズ)にご相談ください。

当店はブレーキの分解整備やオーバーホールを得意としており、回生ブレーキの仕組みに詳しいスタッフが、パッド・ローター・キャリパーまでしっかり点検します。

本当に必要な部品だけを見極めて交換することで、余計な出費を抑えつつ、安心してお乗りいただける整備をご提供します。

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